マックジョブ

マックジョブとは?意味から語源、対義語まで紹介

疲れた人
マックジョブってどんな意味?
マクドナルドが語源なのかな?
ほかにもマックジョブについていろいろ知りたい!

 

上記の人の質問に答えます。

マックジョブとは

マックジョブとは、誰にでもできる単純労働で、かつ将来性のない仕事のこと。

 

この場合の将来性は、下記2点の意味を含めます。

  • 賃金の上昇が期待できない
  • 簡単にクビを切られてしまう

 

まずマックジョブは誰にでもできるため、求人に対する応募は多いです。
なので賃金は安い傾向にあります。
なぜならその仕事ができる人間が大量にいるから。

 

逆にやれる人材が限られる求人の場合、必然と賃金は高くなっていきます。
なぜならその仕事ができる人間が希少だから。

 

価値の基本は希少性。
モグラ博士

 

他社ではなく自社の空いたポストに入ってもらうためには、他よりも高い賃金を提示しないといけないからです。
そして希少な人材は簡単にクビにはできません。
なぜなら次の人材がなかなか見つからないからです。

 

逆を言えば、マックジョブに従事している人は簡単にクビにすることができます。
誰にでもできる単純労働なので、代わりはすぐに見つかるからです。

 

マックジョブとスペシャリスト、クリエイティブジョブの違い

簡単に箇条書きにします。

マックジョブの特徴

・専門性がない
・単純作業なので、創意工夫する必要がない

 

スペシャリストの特徴

・専門性が高い

 

クリエイティブジョブの特徴

・顧客の要望に応えるために創意工夫し、商品を作り出す力が必須

 

より詳しくマックジョブ、スペシャリスト、クリエイティブジョブを解説した記事は下記。

マックジョブの語源の説明。マックって名前ついているけどマクドナルドは関係あるの?

なぜマックジョブのマックはマクドナルドなのか?
個人的に下記2点が理由だと思っています。

 

  • マクドナルドバイトは底辺の仕事なので揶揄されて
  • マニュアルが完成されずぎていて、誰にでもできるから

 

 

マックジョブ、の語源はマクドナルドのジョブのことを指します。
マクドナルドのジョブがまさに”誰にでもできる単純労働で、かつ将来性のない仕事のこと”という性質を持ちます。
なのでアメリカではめちゃくちゃバカにされる職業です。

 

 

 

そのため”誰にでもできる単純労働で、かつ将来性のない仕事のこと”を指す言葉としてマックジョブが定着しました。

 

ではなぜマクドナルドのバイトは誰にでもできる単純労働で、将来性がないんだろう?
という疑問が湧いてきますよね。

 

それはマクドナルドのマニュアルがすごすぎるが故です。

 

マクドナルドの凄さはマニュアルにあります。
なので個人の能力は関係なく、マニュアルにさせ従っていれば一定のレベルで仕事をこなせます。

 

新聞記者が1日体験でマクドナルドでバイトする動画です。
まずマニュアルを学習するために漫画形式の教材であったり、タブレットを使用して、より理解しやすい工夫がしてあります。

 

そして学習が終わればホールへ。
その日のうちにホールに入って実際に作業するってすごくないですか?

 

もちろんマクドナルドの仕事は多岐にわたるので、1日ですべての学習が終わるわけではありません。
それでも学習したその日のうちに、他のクルーと連携しながら仕事ができるようになるってすごいマニュアルですよね。

 

 

マニュアルがきちんとしている分、自分で考えて工夫することが少なくなります。
仕事をしていく中で目標を達成するために努力したこと、工夫したことって就職/転職時に話せるアピールになります。

 

ただマニュアルがしっかりしている分、自分の考えや工夫を活かす機会が少なくなってしまいます。

 

ようするに、面接時に話せるアピールポイントの1つが少なくなってしまいます。
そのために転職先もまた似たようなマックジョブになる傾向が強いです。

 

一度マックジョブに就くと、そこから這い上がるには自分の時間を使ってスキルアップしていくことがめちゃくちゃ重要になってきます。

 

マックジョブにはつくべき?やめるべき?

そんなマックジョブですが、職業として選択してもいいものでしょうか?
マックジョブがおすすめな人、おすすめしない人に分けて紹介します。

 

こんな人にはマックジョブおすすめ

バイト未経験の10代や20代。
社会に出るための第一歩として、マックジョブはおすすめ。
その性質上、幅広い人を採用するので、どんな人でも仕事を始めることができます。

 

  • 同僚との人間関係の構築
  • 先輩/後輩の関係
  • 仕事を教えてもらうということ/それを実行するということ
  • 働いてお金をもらうということ
  • ストレスマネジメント
  • きちんと伝えるということ

 

上記のような一般的な経験は職種関係なく、一定です。
なので上記のような経験を身に付けたい方は、バイトにマックジョブを選択するのもありです。

 

こんな人にはマックジョブおすすめできません

”社会人”にはマックジョブはおすすめしません。
例えば大学/高校を卒業した人や、会社を退職した人など。

 

もちろんケースバイケースで、生活費を稼ぐためであればいいと思います。
が、マックジョブはスキルが身に付かない&賃金も上昇しにくいという性質上、一生の仕事にすることはおすすめできません。

 

バイトは当面の生活をしのぐためだと割り切り、自分のプライベートの時間を使って専門性を高める努力が重要です。

 

マックジョブに関して思うこと

個人的にはマックジョブに就くことを否定しません。
どんな人生にだってどん底のときはありますし、そのどん底の時の受け口として”誰にでもできる仕事”というのは必要だと思うからです。

 

私だって今ではエンジニアという職業についていますが、この職業に就く前はコンビニバイトをやっていました。

 

公務員を目指して勉強している無職の期間はハンコ屋さんでアルバイトしていました。
どちらもマニュアルがあり、誰にでもできる仕事で、かつ将来性がない仕事です。

 

その時の経験が活きているか?
と問われれば「そんなことない」というのが正直な返答です。

 

ですが当時は生きるために必要なアルバイトでした。

 

人を選ばない誰にでもできる仕事、というのは幅広い人を受け入れることができるということです。
こういう仕事が無くなってしまうと、社会がうまく回らなくなってしまいます。

 

マックジョブとは?この記事のまとめ

マックジョブとは?

マックジョブとは、誰にでもできる単純労働で、かつ将来性のない仕事のこと。

 

なぜマクドナルドが語源?

・マクドナルドバイトは底辺の仕事なので揶揄されて
・マニュアルが完成されずぎていて、誰にでもできるから

 

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