マックジョブという言葉とFIRE(経済的自立)との関係性は?
目次
マックジョブとは?
マックジョブとは?
誰にでもできる仕事、かつ将来性のない仕事。
もっと詳しくマックジョブについて知りたい方は下記記事を読めばわかります。
- なぜマクドナルドのジョブでマックジョブ?
- マックジョブを続けていいのか
- マックジョブに就いてもいいのか
などを解説しています。
世の中の仕事の9割はマックジョブなのか?
世の中の仕事の9割がマックジョブ、という定義は岡田斗司夫さんのライブで登場しました。
下記がそのライブの切り抜き動画です。
長いので下に動画の内容を書き出しました。
マックジョブというのは誰でもできる仕事という意味なんですけど、
僕らがやっている現実の仕事の9割はマックジョブじゃないですか。本当にあなたにしかできませんか?
と言われたらそんなことない人がほとんどですよね。働く人の9割が誰か他の人でもできるんじゃないかという仕事をしていると思います。
それが当たり前なんです。
仕事ってそんなもんだから。でもマックジョブとバカにするということは、現実に働く人の9割の尊厳とか自信を奪っている
だからどんなに頑張ってもマックジョブか、マックジョブと似たようなものしかないんだと。
だからこそFIREですね。経済的な自立を実現させて仕事を早期に退職する生活を望んでしまうわけです。マックジョブという言葉をみんな使うようになって、コンビニのバイトでも牛丼屋のバイトでもいいですけど、そういう言い方をすればするほど、社会全体でマクドナルドや牛丼屋で働く人々に対する敬意がなくなってしまうんですね
9割の人がそういう仕事につきながらですね、その9割の人たちを否定したり蔑んだりする言葉が、当たり前になって一刻も早く30歳までにそこから脱出しよう。
そういう言い方が当たり前になってくる。
それは正しい社会と言えるのか?90%の人の生き方を蔑んで、ああなりたくないと思ってFIREを目指す社会というのはどこか異常な社会だというふうに考えられます。
簡単にまとめると、
- 9割の人が程度に大小はあれど、マックジョブだよね。
- だからこそ、どんなに頑張ってもマックジョブにしかつけないんなら、30代でFIRE達成してやろう! と考える人が増えていると思うんだ。
- でも、そういう社会って変じゃない?
というのが論調ですね。
【マックジョブについて岡田斗司夫に反論する】
世の中の仕事の9割がマックジョブに思うことに反論する
まず岡田斗司夫さんはマックジョブの定義を間違えています。
誰にでもできる仕事、かつ将来性のない仕事、がマックジョブの定義なので。
岡田斗司夫さんの定義に合わせて、誰にでもできる仕事、がマックジョブの定義としましょう。
だとするなら、世の中の仕事の10割がマックジョブだと思います。
ようするにすべての職業に代替性があるってことですね。
総理大臣だってころころ変わりますし、医者だって年に何千人も輩出されます。
○○さんにしかできない仕事、というのは存在しません。
歴史の過程で消えます。
マックジョブにしか就けないのなら、FIREをしよう!に反論する
ここも岡田斗司夫さんが勘違いしているポイントだと思います。
私もFIREに憧れる民ですが、別に自分の仕事がマックジョブだからFIREを目指しているわけではありません。
というか日本ではそこまで”マックジョブ”という言葉が浸透しているとも思えませんし。
FIREを目指す理由は、働かないという選択肢を得たいためです。
なぜ働かないという選択肢がほしいのか? というのはFIREを目指す人によって様々だと思います。
人によっては、今の仕事の人間関係が嫌だから、ということもあるでしょう。
私の場合は仕事をやめて自分の時間をふんだんに作りたいからです。
定職についていれば週5で8時間程度固定で時間を奪われ、人によってはさらに残業が発生することもあります。
長い人生です。
仕事はせず趣味、旅行、留学、勉強、子育てなど、数ヶ月〜数年単位でコミットしたい時期は必ず出てきます。
なら仕事をやめればいいじゃないかとあなたは思うでしょうか。
しかし日本の社会は職歴にブランクがあると、再就職が難しくなる傾向があります。
なので一度仕事に就いたら定年を迎えるまでひたすらに仕事に邁進しないといけないのです。
ただ、もう働かなくても生きていけるだけの蓄えがあればどうでしょうか。
自分のやりたかったことに挑戦できると思いませんか?
再就職の心配に頭を悩ませる必要もありません。
勘違いしてほしくないのは、別に働きたくないわけではないんです。
ただ自分の時間も満足に取れない現在の働き方に嫌気がさしているだけなんです。
FIREはプライベートを重視するZ世代が作り出したムーブメントです。
FIREを目指している多くの人が共感してくれることと思います。
FIRE思想とマックジョブの関係性について反論する
ここらで簡単にまとめましょう。
FIRE思想とマックジョブの関係性は?
どんなに頑張ってもマックジョブにしか就けないから、FIREを目指しているわけではない。
なぜFIREを目指す?
働かないという選択肢がほしいから
なので岡田斗司夫さんの言っていることは見当違いです。
FIREは主にZ世代が作り出しているムーブメントなので、Z世代に疎い岡田斗司夫さんが間違えて解釈していても無理はありません。
マックジョブは世の仕事の9割?FIREとの関係性まとめ
岡田斗司夫さんの論調
9割の人が程度に大小はあれど、マックジョブだよね。
だからこそ、どんなに頑張ってもマックジョブにしかつけないんなら、30代でFIRE達成してやろう! と考える人が増えていると思うんだ。
でも、そういう社会って変じゃない?
なぜFIREを目指す?FIREとマックジョブの関係
働かないという選択肢がほしいから
自分の仕事がマックジョブだから仕事をやめたいという理由では決してない